湖東三山その1



滋賀観光記の続きです。


重大なことに気付きましたが、来年の大河ドラマは浅井家の娘の話なので、来年は近江地方の観光客が大幅増加する可能性が高いです。
脚本家が『篤姫』と同じなので全く期待できないとはいえ。
観光するなら今のうち。


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湖東三山を巡るシャトルバスがたまたま運行していたので急遽予定を変更しました(比叡山に行くのを諦めました)。


まずは一番駅から遠い百済寺へ。


聖徳太子法隆寺より一年早く建立した、という由緒ある寺らしいのですが、それにしても名前がストレート過ぎやしませんかね、「百済」寺って。
渡来人系の寺院として成立したことは大変よくわかりますが。


そして私も訪れて初めて知ったのですが、この寺はひっそりとノブ様に焼き討ちされています。
すべての堂宇が全焼、その後の再建のため国宝建造物無し、という残念な歴史をもつ寺です。
比叡山延暦寺焼き討ち」に比べてなんという知名度の低さでしょうか。
まさに焼かれ損。
往時は五重塔も建っていて、本堂の大きさは現在の10倍だったというのですから、さぞ壮観だったことでしょう。
(流石に本堂の「10倍」というのは思い出補正され過ぎでしょう)



信長軍に焼かれるも、その後また根元から芽生えた、という驚異の「千年菩提樹」が本堂脇に生えていました。
植物の生命力はすごいですね。



この寺は「天下遠望の名園」と呼ばれるほど庭が美しいことで有名だそうです。
ルイス・フロイスも絶賛だとか。
きっと紅葉シーズンはすごいんでしょうね。




しかし拝観時は雨が強くて参りました…。