有名ちゅうりんじょ
滋賀で現代建築といえば、波打った板(コルゲート鋼板)で有名な遠藤秀平さん。
米原駅西口に初期の作品である立体駐輪場『Cyclestation M』がある筈なので、一旦改札を出て捜索することにしました。
あった!
西口のエレベーターに乗ったらすぐ眼下に発見。
これに違いありません。
駐輪場なんだから駅に近いに決まっていますが、すぐに見つかって一安心。
道から見るとこんな感じで一見なんだかわかりませんが、タダならぬ感じはしますよね。
リベットに心がくすぐられます。
正面にまわってみると、
おおー!
格好イイ…!
壁がそのまま湾曲して屋根になっています。
螺旋階段の手すりの曲線も魅力的。
スロープを上って2階へ。
写真手前の柱は直立しているのではなく傾いています。
そこら辺のデザイン処理も流石、抜かりがありませんね。
管理人室の壁もナナメに立ち上がっていて…ってアレ?
「商い中」??
なんと仮設っぽい食堂が隣接しています。隣接というか一体化しているというか。
非常にケイオティック。
こうなってしまうとコルゲート鋼板のもつ「資材っぽさ」が感じられるようになり、チープに見えて来てしまいます。
折角の建築が台無し。
もうちょっと何とかならなかったんでしょうか…。
駅に戻ってから気付いたのですが、新幹線のホームからも見ることが出来ました。
米原駅で乗り換えの際にはちょっと観察してみるとよいのではないでしょうか。