ダイソン圧勝でした。
グッドデザイン賞の表彰式で賞状を貰って来ました。
その前にはグッドデザイン大賞の選出があったわけですが、今年は端末を使った電子投票になってました。
昨年は投票用紙によるアナログ投票で、全員(約千人)が投票を終えるまで時間がかかり過ぎたのを踏まえての改善なのでしょう。
端末の動作テストを兼ねた投票者全員の年齢性別確認があったのですが、
こんなに50歳以上が多いわけ!?
表彰式なので、実際のデザイナーよりも上の立場の人が多く出席していたってことかもしれませんが、ちょっとびっくり。
各社のプレゼンの後、第1回目の投票が行われ、まず得票上位5つに絞られます。
そしてその後第2回目の投票が行われ、大賞が決定する、というルール。
結論から言うと、グッドデザイン大賞はダイソンのエアマルチプライアーになりました。
昨日は「大賞は難しいと思う」なんて書いたのですが、それどころか結構大差での大賞選出でした。
かくいう私も第2回目の投票(結果的に最終投票)では悩んだ末ダイソンに入れましたし。
多少鮮度が落ちたとはいえ、やっぱり新たなアイコンとなり得るカタチを提示した、ということは否定しようがないですからね。
プレゼンで作った人の思いを聞くと、どの大賞候補もそれぞれ高い評価に値するものだと思うのですが、初めてダイソンの「羽無し扇風機」のニュースをネットで目にした時の驚き、興奮は圧倒的でしたから。
それと「子供も安全」というこの画(子供が輪の間に手を通してオモチャを取る)も効いたと思います。
モノではなくコトのデザインへ、みたいなことが言われるようになってきましたが、コトを誘発するのはやっぱりモノであり、モノの持つ力、カタチが持つ力をみんな(というか集まったデザイナーは)まだ信じている、ということだと思います。
カタチを与える、というのが「デザイナー」という職能のアイデンティティーだと思いますので、それで良いのでしょう。
逆にコトのデザインならば「デザイナー」じゃなくてもできますからね。
ちなみに私は第一回目の投票ではヤマハの電子ドラムに入れました。
おそらく決選投票には残らないと思ったので、ヤマハの人にエールを送る意味で。
それにプレゼンが良かったんですよ。
結果、ヤマハの電子ドラムの得票は28票。
ツーバスドコドコ大好きメタラーとしての責務は全うしたかと。
来年もこの表彰式に来られるように頑張ります。