TDW2010



家具デザイナーの阿久津宏さんに割引券を頂いたので、明治神宮外苑で行われている
TOKYO DESIGNERS WEEKに3年ぶりに行ってきました。



学生時代に出展した時にはお台場の都市博予定跡地で行われていて、まだセミプロっぽいイベントでしたが、神宮外苑に移ってからはすっかり立派なデザインイベントに成長したデザイナーズウィ−ク。
それでも、仮設っぽさ、粗さが残っていて、それが妙な魅力となっている気がします。
東京ミッドタウンで同時開催されているデザインタイドなどはもっと仕上げがしっかりとしてるんだと思います)


阿久津さんは杉板と+型金具1種類のみ?で構成される棚〈SUGIDANA〉を出展されてました。
シンプルながら汎用性が高そうで、これ使いたいなぁ、と思いました。


阿久津宏さんデザインの棚


他には産業廃棄物業者ナカダイ展示が大変興味深かったです。
各種製造工場の未使用端材や在庫処分部品をデザインの「素材」として提示する、というもの。
ブースは素麺のように細いLANケーブルのチューブを熱で固めたパネル状の素材で構成されていました。
何かに使えるだろうかと考えたんですが、なかなか量産品に使うのは難しいかなあ、と。
アートやクラフト、1点モノ系の使い方しか思い浮かびません。
時間があるときにじっくり考えてみようと思います。



いずれにせよ、こういうイベントを見に行って感心してるようではダメですね。
出展する側にいないと。
故・倉俣史朗は「フリーのデザイナーとして生きるなら、年に二回は個展を開き続ける必要がある」と語ったそうですが、本当にそれくらいの意気込みじゃないと。


最近久々にコンペを獲ってモチベーションが上がっているところなのでまた別の挑戦をしようと思います。




K-series スタンド S-473
K-series スタンド S-473
posted with amazlet at 10.11.06
倉俣史朗
yamagiwa(1972)