サヴォワ邸への厳しい道その2
今日からテレビ朝日系列『徹子の部屋』(13:20〜55)で毎週火曜日に東京西川『AiR』のCMが流れます。
ワンセグで見ようと思いながら見損ってしまったのでまだ確認は出来ていませんが。
ちなみに同じくテレ朝の『やじうまプラス』でも毎週金曜日の前半の時間帯(5:25〜5:50)にもオンエアされます。
CMをきっかけに多くの方にコンディショニングマットレスを使っていただき、快眠生活を送っていただければなあ、と思います。
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随分間があいてしまいましたが、旅行記(サヴォワ邸)の続きです。
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昔、サヴォワ邸に歩いて行った際に参考にしたのがこの本。
現存するコルビュジエ建築の情報が網羅された本。
ここまでネットで何でもかんでも調べられるようになる前は非常に重宝した一冊です。
しかし、地図がわかりづらい。
この手の本は総じて地図がわかりづらい。
「デザイナーの作った地図にわかりやすいものは無い」などと言われてしまうのも宜ベなるかな、という感じ。
大抵、半端な小径を省略してしまってあるのが原因でしょう。
どの通りが地図に表示されていて、どの通りが省かれているのかわからないのです。
そうすると結局は自分の現在地が正確にはわからないのです。
勘に任せてある程度進んでみて、どうやら違うぞと思ったら引き返す、ということになります。
見開きの綴じ代で道のつながりがよくわからなくなったりするともう最悪です。
そんな苦労をしながら、やってきましたサヴォワ邸。の近く。
(バスは乗れさえすれば、『Le Corbusier』と直球な停留所名で降りればいいので簡単ですが)
右の石塀にはサヴォワ邸の写真パネルなんかがかかっていますから、この辺りで間違いないでしょう。
○で囲んだ「Villa Savoye」の標識からすると、
下の赤い矢印のように右奥に進むと辿り着くっぽいです。
…普通、そう思いますよね。
標識が右奥指してますもの。
ねえ。
しかし、結論から言いますと、右奥に進む必要はなく、ここが入り口です。
上の写真の位置で右を向くと、こう。
え?
これ入り口!?
どっちかっていうと「ここからは入っちゃダメ」風味なんですけど。
黄色い!マークまであって、変電設備とかそんな感じなんですけど。
ここから入ろうなんてあんまり思わないよねえ!?
写真の位置からサヴォワ邸の建物までは
このように敷地入ってすぐなのですが、
初めて来たときの私は「入り口どこだろ〜??」と迷いながら敷地の裏まで回り込んで、どうやらこっちは違うぞと引き返し、やっと先ほどの白い金網戸が入り口だと知ったのでした。
もしかしたら「どこ!?まだ!?どこ!?」とこのくらい回り込んだかもしれません。
はっきりと覚えていませんが。
このサヴォワ邸の入り口がわからなかった、という話を見聞きしたことはないんですが、こうやって迷った人は結構いるんじゃないでしょうか…?
というかあんなのわかってたまるかヽ(`Д´)ノ
そうしてひどい遠回りの末、ついにサヴォワ邸が眼前に姿を現した、その時。
向こうから歩いてくる中年女性が指を振りながらこう言ったのです。
「ムッシュー、it's closed.」
!!
なんと、敷地の周りを徒に徘徊しているうちに、閉館時間になってしまっていたのでした。
ここまで来て…。
門前払いならぬ門中払い。
これ以上無いくらいの寸止めオアズケです。
orz...
そんな苦い経験から数年、ようやくサヴォワ邸の拝観が出来たのでした。
(つづく)