グッドデザインエキスポ終了

GOOD DESIGN EXPO 2010、終了しました。
わざわざ見に来て下さった皆様、ありがとうございました。

最終日29日は妙に若い人、それも女性が多いな…？と思ったのですが、
通路向かいの東ホール１〜２でGOOD COMIC CITY 17というイベントがあったようです。
去年は24時間テレビと一緒でしたが、やっぱり夏休み最後の週末は色々ありますね。

自分が出展していると、どうしてもそちらの反応が気になってしまい、なかなか他のモノを見る余裕がないのですが、それでも建築のパネルを除けば一通り見て廻って来ました。

一番楽しかったのは動力レスの子供用乗用玩具『プラズマカー』。

これ、ハンドルをぐりぐり回すだけで走るんですよ。
ギフトショーか何かで以前見ていたけれど、その時は商談している方が試乗をしていたので、いいな〜、と思いつつ乗れなかったのですが、ついに乗ることが出来ました。
これは大人でも大変楽しい。
子供はもっと楽しいでしょう。子供達が会場中乗り回して大変なことになっていました(^_^;)

今年のノミネートは突出するようなモノが少なかった印象です。
逆に言うと去年が結構重要な年だったんだろうと思います。
リーマンショック以降のライフスタイルの変化に対応した製品が一気に花開いた時期だったのではないかということに気付きました。

『プリウス』、『インサイト』のハイブリッド２車が出てきたり、エネループ製品のラインナップが拡がったり、といった所謂「エコ」系の充実。
LED照明も一気に身近になりましたし、スタイリッシュなステンレスマグなどが増えたのも「エコ」的な時流が後押ししたと思います。
（「エコ」はエコロジーとエコノミーのちゃんぽん的な表現ですよね）
ホンダのガスボンベ式の耕耘機もそんな時流での個人の趣味の活動にフォーカスしたモノ。
あと画期的だったのはCMが非常にヒットしたガム『Fit's』の紙が切れるパッケージ。
などなど。

そんな去年と比べると、今年は大賞・金賞候補が予想しにくいです。
3D映像系がメインなんでしょうか。
あとはダイソンのファンレス扇風機ですかねえ。
出た時はすごいインパクトだったんですが、実際には音がうるさい、ということがわかってきてしまったので、それがどう判断されるか。
デザイン史には確実に刻まれて残るとは思いますが。

個人的にはマッサージチェア分野でのパナソニックとフジ医療機のガチ対決（EXPO会場でも隣接していましたし）に注目しています。
片や、昨年度金賞の後継機種。
片や、世界のケン・オクヤマ。
果たして審査員はどういう判定を下すのでしょうか！？

あと、「おっ」と思ってデザイナー名を見ると、GK各社なことが多かった気がします。