駿足のアキレウス、瞬足のアキレス



先日栃木県の足利にあるアキレスさんの工場を見学させてもらって来ました。
(写真は足利市駅ホームから見えるアキレスの看板(ビル自体は別))



まずは仕事に直結するウレタンや人工皮革の製造ラインなどを見学。
しかし、アキレスという会社の一般人の認識は「靴メーカー」。
というわけで、長靴、上履きの製造ラインも見せていただきました。
AIGLEなんかを筆頭に、最近長靴が少しまた売れるようになってきたみたいですね。
量産するには大量の金型が要る、ということを実感として理解しました。



さて最近のアキレスといえば、「累計2000万足」「普及率200%」というメガヒットの子供用シューズ『瞬速』ですね。
2000万足て。
少子化のこのご時世、恐ろしい数字です。
左右非対称なソール、というコンセプトは本当に画期的ですよね。


工場では、伊勢丹別注の『瞬足』を職人さん達が作っているところを見ることができました。
(特別に日本で生産している話は読売新聞にも載っているので書いても怒られない筈…)


見学した日は開発者の方は全員外出されていて、お話を伺うことはできませんでした。
瞬足に限らずシューズのスタイリングワークをどうやっているのか興味があったので残念です。
そういえば学生時代にはスピード感が共通だということで、スポーツシューズを参考にしたカーデザインを結構目にした覚えがあります。



この壮大なCM動画シリーズはどういう風に企画されたのかも訊いてみたかったなあ。



ともあれ、色々と勉強になりました。
関係者の皆様、どうもありがとうございました。


◇◇◇◇◇


ちなみに瞬足には「高学年モデル」というのがあって、28cmまでラインナップされています。


…それって、大人も履けるのでは。


どれくらい「コーナーで差が付く」のか、体感することが可能ということですよ!
というわけで、そのうち買ってみようと思っているのですが、自分のサイズを選ぶために子供に混じって試着するのがちょっと難儀ですね…。
そもそも左回りのトラックを走る機会があるのか、という話ですが(-_-;)






なぜ、あなたの会社にはこれが作れなかったのか?
夏目 幸明
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