赤樂茶碗


作陶のご指導を頂いている名古屋の八事窯の中村道年さんに先月末の東京大学の五月祭(学園祭)でお会いしました。


今年は赤樂茶碗を作らせて頂きました。



半筒茶碗を作るつもりだったのですが、なにしろ自分の手が半筒茶碗をほとんど知りません。
結局ちょっと背の高い普通の茶碗になってしまいました(外径で口径10cm:高さ11cmといったところです)。
足元の立ち上がりの角度を強くすればルーシー・リーのように浮いたように見えて面白いのではないか、と試みてみたのですが、茶席では非常に不安定な感じに見え、あまり良いものではないなと思いました。残念。浅知恵でした。
茶碗の銘はなんとなく決めてあるので、あとは相応しい和歌でも探そうと思っています。


作ったといっても、実際は粘土の塊から茶碗の形を作るところまでで、釉薬をかけるところから後はプロにおまかせです。本当は釉薬をかける(塗る)工程も体験してみたいのですが、道年さんは「(素人には)出来ゃあせんって」と笑います。


その中村道年さんの個展が今月末から日本橋三越の本館6階で開催されます。
お近くにお出かけの際は是非お立ち寄りを。


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ちなみに東京大学の「五月祭」は「さつきさい」ではなくそのまま「ごがつさい」と読みます。何故だか。
今年は2日目にシークレットゲストとしてYAZAWAが登場した、というのが一番の話題っぽいですが、私全然気付きませんでした。liveの音は茶席でも聞こえてた筈なんですが…。