枕は「美」なのか

『横楽寝』


今日のNHKの『美の壺』は枕がテーマでした（再放送ですが）。
昔は洋の東西を問わず、硬い材質の枕を使っていたんですよね。


しかしこの番組はネタが尽きたのか、草刈さんを起用してハイカラな舶来物なども取り上げるようになってきたのですが、なにせ洋館みたいなとこメインなので「ああ、あれ昔うちにあったなあ」「田舎に行くとああいうのあったなあ」感がなくなって残念です。初代の谷啓さんの方が良かったと思います。
本当にネタ切れで仕方なく、なんでしょうけれども。


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例の『GO-KAKU枕』以外にも枕をいくつか作っています。
『GO-KAKU枕』は『肩楽寝』という枕をベースにしている、と以前書いたのですが、その姉妹版とでもいうべき『横楽寝』という枕も作りました。
実物の写真が手元にないので、デザイン画で紹介します。



寝る時の姿勢は仰向け派の人と横寝派の人に大別されますが、私が聞いてみた範囲では、女性に横寝派が多いように思います。
横寝の場合、枕は通常よりも高めにしないといけません。何故なら背中の厚みより、肩幅の方が広いので、ある程度の高さがないと、肩が窮屈だったり、首が傾いたりしてしまうからです。
というわけで、この枕は両サイドの円部分が高くなっており、またその部分の高さ調節が出来るようになっています。中央部は通常の高さで、横に寝返りを打つと高い場所に頭が乗る、というわけです。
素材は中身はパイプ（硬さが違う２種類）、外側はスムースニット生地を使っています。


デザインする上では、まず両サイドに丸く高くなる部分があり、首の部分はフィットするようなカーブ、と決まっているので、このようなゼリービーンズ型になるか、∞みたいな形になるかのどちらかでした。ゼリービーンズみたいなpopな色にしようかとも思いましたが、やや青味のピンクとブルー（ラベンダー）にしました。サイドの畝のあるニットに濃色を差してメリハリを付けています。


イトーヨーカドーやそごう・西武、ロビンソンなどの百貨店などで販売中（の筈）ですので、横寝派の方は店頭でお試し下さい。


かくいう私は長年仰向けで寝ていたのですが、ここ１年ほどで横寝もするようになりました。ただ、横寝メインではないので別の枕を使っています。
ごくまれにうつぶせ寝の方もいるようですが、うまく抱き枕とかをしないと身体に負荷がかかると思いますので、その点はご注意下さい。