えぐざむしーずん


今日は成人式。


新成人の皆さんとそのご家族の方、おめでとうございます。
自分の成人式は雪の日で、実家には帰りましたが家でごろごろしていました。
もう随分昔の話ですが。


そして今度の週末はセンター試験
大学受験以外にも高校受験や中学受験も控えているのでしょう。
コンビニに行くとキットカット以外にも必勝合格系の食品その他のまぁ多いこと。
合格グッズのマーケットはかなり大きそうです。
チーム・キットカットの きっと勝つマーケティング―テレビCMに頼らないクリエイティブ・マーケティングとは?
『チーム・キットカットの きっと勝つマーケティング―テレビCMに頼らないクリエイティブ・マーケティングとは?』なんて本もあるくらいで、キットカットが合格グッズマーケットの火付け役だと思います。
数年前の受験シーズンに本郷の東大キャンパスの近くの櫻木神社でキャンペーンやっているところに遭遇したりもしましたが、結局のところ神社のお守りまでちゃんとしたモノでなくとも、ただの語呂合わせのお菓子でも受験生の心には響くんだ、ということを明らかにしたのがキットカットだったわけですから。


そんな合格グッズマーケットの波の中に自分の仕事もあったりします。
その名も『GO-KAKU枕』西川産業から発売されています。


五角形というより絵馬に近い形の枕です。言うまでもなく「合格」と「五角」がかかっています。


この製品の開発に当たっては、純粋に枕として見ても十分通用するものになるように留意しました。既存製品のコミュニケーションデザインとして広告屋さんが考えるのならばともかく、プロダクトデザイナーが単に語呂合わせで縁起担ぎなだけの合格グッズを作っても仕方ないですから。
枕の形状は「まず五角形ありき」でしたが、首側のラインは売上げ100万個を超える『肩楽寝』
という「医師がすすめる健康枕」をベースにし、首から肩にかけてのフィット感の良い枕に仕上げました。
どうやら五角形だと頭を乗せたときの詰め物の流動が抑えられ、頭の納まりが良いみたいです(その辺は特許出願中だと思います)。
枕の中身の詰め物はパイプなので、低反発系が好きな方よりはそば殻が好きな方によりオススメな枕です。また、パイプの量を足したり減らしたりすることで、枕の高さを調節することができます。


巷には「東大生と開発したノート」的な製品もいくつかありますが、そういった意味では「東大卒が作った枕」と言っても間違いではない製品ですので、多少のプラシーボ的効果は期待できるかもしれません(笑)。


勉強してインプットした情報は、レム(Rapid Eye Movement)睡眠中に脳内部で整理されて記憶として定着すると言われています。普通ノンレム(Non-REM)睡眠の方がぐっすり寝ていて良いもののように思われていると思いますが、レム睡眠にも働きがあるのです。大体1.5時間周期、というのは皆さんご存知だと思いますが、睡眠時間が長くなるほどレム睡眠の時間が長くなるのです。単純にレム睡眠が多ければ記憶が良くなる、などとは言えないのですが、短い睡眠だと頭がスッキリしない、というのはその辺にも原因があるのかもしれません(私は元々植物を対象にしていたので、人体の仕組みはよくわかりませんが)。
受験生の皆さんは勉強もさることながら、しっかり睡眠時間を確保して、体調管理もして下さいね。
受験生以外の皆さんも、良い睡眠は身体にも脳にも重要ですので、枕だけでなく寝具全般を一度見直してみてはいかがですか?
『GO-KAKU枕』開発チーム一同、みなさんの合格をお祈りしています!


ちなみに、というか私の勉強法はとにかく「手で書く」ことでした。参考書をノートに書き写す感じですね。手で書くと目と手で覚えますからね。あとは単語カードも結構色々な科目で作りました。これも単語カードを作るとこが結構効くんですよね。自分で重要そうな項目をピックアップして、表の問題文というかヒントの文章を考えたりする過程で。
まあ一浪しているのであまり偉そうなことは言えませんが、勉強法に悩んでいる方の参考になれば幸いです。


しかし改めて考えると受験シーズンが風邪の時期、てのは難儀なものですなあ。