青いアゲハとクスノキ



最近お昼休みに外をぶらぶら歩いていると、
よく青いアゲハチョウを見かけます。


基本的に蟲嫌いなので、名前もよく知りません。
青いのは確かカラスアゲハだよな、と思っていましたが、
ちゃんと確認したらアオスジアゲハでした。


しかし、アオスジアゲハなんて東京のど真ん中で、
しかもこんな真夏に頻繁に見る蝶なんだろうか…?


と思っていたのですが、どうやらクスノキ(楠)を好むので、
街路樹としてクスノキが植わっている都心でも見られるみたいですね。


青い蝶がひらひらと飛んでいるのは涼しげで良いなあと思います。


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クスノキといえば、九州発のクスノキ製品の『KUSU HANDMADE』が
先日のギフトショーにも出ていました。
http://kusuhandmade.com/


身近なクスノキ製品というと、防虫剤として使われる「樟脳」ですが、
久しぶりに押入れから出してきた洋服の独特の「樟脳くさい」という匂い、
実は樟脳の匂いじゃなくてナフタレンとかの匂いらしいですね。
樟脳自体はさわやかな木の香りです。
ちょっとローズマリーにも通じるものがあるような。


という私も勘違いしていて、何度か前ギフトショーで出会った
『KUSU HANDMADE』で初めて知ったのです(汗)。


この『KUSU HANDMADE』が良いのはロゴの焼印ですね。
乱暴に言えば「ただの木っ端」を「ブロック」として成立させているのが
焼印です。



こういったちょっとしたデザインの工夫で、産業廃棄物として処理されてしまいそうな
木っ端が防虫ブロックとして活用され得るのが素晴らしいと思います。


農業や林業のような第一次産業にデザインを導入する、ということは
私が農学部にいた頃から志向していたことでもあります。
それが転じて研究の道から脱線して、足掛け約10年。
ようやく「デザイナー」と名乗れる立場になってきましたので、
是非自分でもそういう取り組みをして行きたいと思っています。


植物と生活する農業や林業はもっと素敵なライフスタイルであっていい筈なのです。


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フランスの核施設でも爆発事故、ということで
これはやっぱり原発はもう無理ですね。
どう考えてもリスクが大きすぎます。
太陽光発電光合成を上回る効率にまで進歩するまでは
化石燃料頼みにならざるを得ないんでしょうかね…。