DIC vs PANTONE



メジャーな色見本帳にDICとPANTONEという規格があります。
規格というか社名です。


DICは大日本インキ化学工業(Dainippon Ink and Chemicals)の頭文字。日本の企業です。大日本印刷と混同しがちですが、違います。
創業者は川村さん。
千葉県の佐倉市にある川村記念美術館はDICが設立した美術館です。
広々とした敷地に池もあって気持ちの良いところで、休日などは非大都市の私立美術館にしては結構繁盛しているように思います。


一方PANTONEはアメリカの企業。
ここ数年、文房具や携帯電話などで規格自体がフィーチャーされて日本でも一気にメジャーになった感があります。
チップ(紙片)1ピースのデザインもなかなか格好良いのです。


色見本帳というのは、「こういう色で塗って」「こういう色で印刷して」「こういう色に染めて」という指示をするときに使います。
自分のイメージする色に近い色を色見本帳から探すわけなのですが、それぞれ微妙な色の違いがあるわけです。


例えば、4色のオレンジの色を選ぶとします。



上がDIC、下がPANTONEです。
この場合、PANTONEから選んだ色の方が若干落ち着いた色というか彩度が気持ち低めです。
どっちにしようかなあ、とこうやって悩むこともしばしば。。
両方の規格から適当に組み合わせて選んでも構わないのですが、やはり同じ規格内の方が綺麗なグラデーションになるんですよね。


色は「面積効果」と言って広い面積になるとまた見え方が変わってきます。
なかなか小さなサンプルからでは全体の想像が難しいのですが、逆に言うとその辺を考慮するのもデザイナーの力量なのかもしれません。
大体の場合、指示をするときにどっちにしようと悩む色の微妙な差よりも、自分の指示色と出来上がったものの色の違いの方が大きいのですが(苦笑)。


結局上のDICの4色にしました。
良い仕上がりになると良いなあ、と願うのみです。




先週3/2発売の『週刊パーゴルフ』にも『AiR』が掲載されていたようです。
新宿小田急ハルクスポーツでの特設売場は本日まででした。
お蔭様でそれなりに好評だったようです。ありがとうございました。
http://www.airsleep.jp


有村智恵プロも開幕戦2位!と好発進されたようですね。
しかも瞬間最高視聴率まで。
有村さんのご活躍は『AiR』のコンディショニングマットレスとしての証明だと思いますので、大変嬉しく思います。