可能世界空間論

可能世界空間論――空間の表象の探索、のいくつか
東京オペラシティ4階のICCで開催中の『可能世界空間論――空間の表象の探索、のいくつか』に行ってきました。


本展の一番の見所である『建築折紙』の作者・舘知宏氏は建築学科時代の同級生。
藝大教授の北川原温先生のスタジオ課題を一緒にやったりした仲です。
彼は一貫して折紙の手法を通して建築を思考し、それで博士まで通したスーパー折紙スト。
東大には「すごい人」がちらほらいるのですが、彼はそんな「すごい人」の一人だと思います。


会場には『Origamizer』という舘くん開発のツールにより実現したうさぎやティーポットなどの創作折紙が展示されているのですが、個人的に好きなのは↓のベニテングタケ(本展非展示)。
Amanita muscarita = benitengudake
なんという再現度。
はさみも使ってないんですよ。
昔舘くんから折りかけのベニテングタケをもらったのですが、そういえばまだ完成させていません。すみません。


ちょうど見に行った時間帯は出展作家によるシンポジウムをやっていました。その中で「まず制作のためのツールを作るところから始まるよね」みたいな話があり、ああ確かになぁ、と思いました。コンピューターによる制作活動はそれこそツール(ソフト)によってそのアウトプットの可能性が大きく左右される気がします。学生時代より3D CADに触れる時間が減っているのでちょっと反省しました。なにしろ学生時代の最後の方に『CINEMA 4D』を大枚叩いて買ったにも関わらず、インストールしただけでいじってもいないので。。


四角い平面から立体を作る折り紙の手法を同じように四角い布に応用できないかなあ、と色々考えながら帰ってきました。色々自分の仕事へのヒントがあった気がします。
考えすぎてどこかで手袋を落としてきてしまいました。。


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月曜日2/1のフジテレビの『FNNスピーク』『GO-KAKU枕』が取り上げられるそうです。
(当初は1/29の予定だったのですが変更になりました)
11:30〜テレビの前にいられる方は(あまりいないと思いすが…)ご覧下さい。
私は職場でワンセグで見てみようと思います。